-報告(3)第2部

第2部 自然環境保全のもとでの再エネ推進は可能なのか

「WWF鳴門市再生可能エネルギー普及プロジェクト
〜地域と共存できる再生可能エネルギーのあり方について」
市川⼤悟⽒(WWFジャパン⾃然保護室気候変動・エネルギーグループ オフィサー) 抜粋

005ichikawa-世界自然保護基金(WWF)ジャパンは1971年に設立されて以来、すでに40年以上活動していますが、数あるプロジェクトのうち、今日お話しする鳴門プロジェクトは1年前に始まったばかりの小さなプロジェクトです。鳴門市と徳島県温暖化対策センター、地元の事業者である「徳島地域エネルギー」、そしてわれわれWWF、これら分野の異なる4者が協定を結んで、協議会を立ち上げたのが始まりでした。そこで取り組んできた中心課題がゾーニングです。

-ゾーニングをどう進めるのか、日本にはガイドラインも教科書もありません。そこで海外事例を参考に、 自分たちでプロセスを考えてきました。まず初めに、自治体(鳴門市)が開発するべきではないと考える「除外地」を列挙してもらいました。自然環境や景観を損ねないことを念頭に、対象とする除外地をまずは定性的に決め、これを「原則」としました。そのうえで別途、風力発電にともなうリスクひとつひとつについて検討を加えました。バー ドストライク、シャドウフリッカー、騒音……。よく知られるこれらのリスク項目のほかに、われわれはたとえば「文化」を加えました。また「資産価値」も入れました。山がちな鳴門市ですので、土砂災害を見越した「防災」リスクも外せません。

-このようなゾーニングマップも、有効に使われなければ単なる絵に過ぎません。事業を計画する業者に対し、 どのようにこのゾーニングに従わせるのか。逆に積極的にこのゾーニングを遵守してくれる業者をどうサポートアッ プするのか。そういった仕組みづくりが、今後のわれわれのテーマです。

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>ちょい読み!報告ダイジェスト INDEX
>報告(1)開催にあたって
>報告(2)第1部 再生可能エネルギーと野生生物の共存〜風力発電の可能性と課題
>報告(3)第2部 自然環境保全のもとでの再エネ推進は可能なのか
>報告(4)ディスカッション【1】自然環境保全と再エネの共生をさぐる
>報告(5)第3部 北海道の風力発電と自然環境保全、開かれた議論のために
>報告(6)ディスカッション【2】北海道スタイルの開かれた議論の場を目指して

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投稿者: 北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク

2011年6月、地産地消エネルギーの最大限の活用、自然エネルギーアイランドへのシフトをめざし、きたネット有志が呼びかけ人となり、「北海道エネルギーチェンジ100プロジェクト」がスタート。「北海道条例第百八号 北海道省エネルギー・新エネルギー促進条例」の周知・推進、「北海道の電気 再生可能エネルギー100%へのロードマップ」による提言、市民主体のセミナーなどを行ってきました。 2014年3月に、3年間の活動が評価され、北海道新聞エコ大賞奨励賞を獲得しました。 2014年5月17日に正式に団体「北海道エネルギーチェンジ100ネットワーク」を設立、「自然エネルギー100%の北海道」に向かって、見えるネットワーク、行動するネットワークづくりをめざします。さらに私たちの活動がひとつのモデルとなって、全国で同じ目的で活動する方とつながってより大きな力となっていくことを願っています。